日頃よりNPO Tier Heim KOKUAの活動を温かく支えてくださり、誠にありがとうございます。
皆様からのご支援・ご声援のおかげで、私たちは日々の保護活動だけでなく、動物たちを取り巻く制度や社会の課題についても、現場の声を行政へ届ける活動を続けることができています。
このたび、NPO Tier Heim KOKUAは2026年7月3日、環境省 自然環境局 野生生物課 外来生物対策室へ、「生態系被害防止外来種リスト」におけるイエネコの防除推進外来種への追加に関する要望書を直接提出いたしました。

本件は報道で初めて知る内容でしたが、私たちは憶測や情報だけで判断することなく、まず環境省へ直接電話をして事実関係を確認しました。その後、検討会資料や議事概要を速やかに精査し、保護活動の現場で起こり得る課題や懸念を整理した上で、適切な時期を逃すことなく正式な要望書を提出いたしました。
第二次情報を鵜呑みにするのではなく、まず事実を確認し、内容を十分に検証した上で、必要なタイミングで適切に意見を届けることができたことは、私たちとしても大変重要な対応であったと考えています。
私たちの要望は、生物多様性の保全や希少種保護の重要性そのものを否定するものではありません。
しかし、「イエネコ」という種全体を防除推進外来種へ追加することについては反対の立場を示し、飼い猫・地域猫・迷子猫・野良猫・ノネコを現場で明確に区別することは非常に困難であり、誤解や不適切な対応につながる可能性があることをお伝えしました。
また、生物多様性の保全と動物福祉は対立するものではなく、両立されるべきものであると考えています。
そのため、必要な地域でノネコ対策を行う場合であっても、防除・駆除だけではなく、「命を生かす」取り組みを基本とすること、そして、その活動を支える動物愛護団体への支援も併せて進めていただきたいことを要望いたしました。
過去には、沖縄県北部やんばる地域において希少種保護のための猫管理計画が検討された際、多くのパブリックコメントが寄せられ、行政による丁寧な説明や調整が進められました。また、ボランティアや保護団体が捕獲された猫の保護や譲渡活動に尽力し、多くの命が救われてきた経緯もあります。
Tier Heim KOKUAとしては、自分たちにできることとして複数項目にわたる要望書を提出いたしましたが、なお改善すべき点や様々な視点があることも認識しています。今後も行政の動向を注視しながら、現場の声を大切にし、必要に応じて適切な提案や要望を行ってまいります。
動物保護活動は、保護して終わりではありません。
命を守る仕組みそのものをより良くしていくことも、私たちの大切な役割だと考えています。
私たちはこれからも、保護犬・保護猫たちを守る活動はもちろん、動物たちを取り巻く制度や社会の課題にも真摯に向き合い、現場の声を届けながら、生物多様性の保全と動物福祉の両立を目指して行動を積み重ねてまいります。
このような活動を継続できるのは、日頃からTier Heim KOKUAを支えてくださる皆様のお力添えがあるからです。皆様からいただくご支援は、一頭一頭の命を守るだけでなく、動物福祉の未来をより良くするための活動にもつながっています。
これからも皆様と力を合わせ、小さな命を守り、
命が大切にされる社会の実現を目指して歩んでまいります。








