ボランティア・関係各位へ

【重要】新型コロナウイルスに伴うボランティア活動について

新型コロナウイルスによりお亡くなりになられた方のご家族の皆さまに謹んでお悔み申し上げますと共に罹患された方やご家族の皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。また日々ご尽力されている医療関係者の皆さま、社会活動を支えて下さっている皆さまにおかれましても心より深く感謝申し上げます。

NPO法人Tier Heim KOKUA(ティアハイム・コクア)は、2020年4月7日、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止を目的とする政府からの緊急事態宣言を受け、KOKUAの保護犬シェルターでのボランティア活動において皆さま方の健康と安全確保・クラスター発生防止の観点から下記期間はボランティア活動自粛させて頂く事を決定致しました。

【ボランティア活動自粛期間】2020年4月8日(水)~2020年5月6日(水)

今まで共に小さな命を守りたいとKOKUAの活動にご賛同頂き人道力としてご協力してくださったボランティアの皆さまに対して、この場をお借りして改めて心より感謝申し上げます。既存ボランティアの皆さまにおかれましては自粛期間内は、個人の健康と安全確保を第一優先としていただき、お気兼ねなく当シェルターでのボランティア活動を自粛して頂いて構いません。但し、2020年4月1日よりボランティア登録の切替え時期となります為、今期ボランティア登録がお済みでない方はボランティア保険の新規加入が必要となりますので登録更新希望の方はHPの専用フォームよりご連絡をお願いいたします。

【新規ボランティア受け入れ停止について】

新規ボランティアの受け入れつきましては、緊急事態宣言がなされる前からボランティア数が激減してしまったことにより対応も遅れておりましたが、現在、既存ボランティア数が日に日に減少している中、新規ボランティアを育成する為に必要な十分な時間と人員確保をすることが出来ません。ティアハイムコクアの保護犬たちは人間にネグレクトや虐待を受けてきた犬が多く暮らしています。その事により非常に警戒心が強く、見知らぬ人間の入室・対面に対して尋常でないほどの警戒心とストレスを感じ、体調不良や噛み付き行動・犬同士の喧嘩などに発展する事が多く、又、そのような状況となった時には、それをフォローする人員も更に必要となります。自粛期間中は、特に最小限の人員で作業を行わなければならない為、保護犬たちのストレス軽減・事故防止・既存ボランティアに対するの作業負担・プレッシャー軽減の観点から、しばらくの間、新規登録ボランティアの受け入れを停止致します。

【自粛期間中の保護犬シェルター内の清掃・保護犬のお世話について】

当面の間は、代表を中心に少人数の既存ボランティアにご協力頂き、保護犬シェルターの清掃・散歩をはじめとする保護犬たちのお世話・必要な動物病院の搬送・その他、保護犬の健康管理を行いながら全頭の穏やかな暮らしを守る為に必要な活動は継続します。(※既にカレンダー記入している箇所は人数調整しておりますので来て頂いて構いません。又、私は行って良いですか?と確認したい方は直接シェルターへご確認下さい。)

【自粛期間内にボランティアへ来てくださる方へ】

緊急事態宣言を受けた中でもお力を貸して下さる皆さまにおかれましては、頭の下がる思いと言い尽くせない感謝であります。しかしながら、くれぐれも現在の情勢を重く受け止めていただき、精神的な不安なども含め、くれぐれも無理のないように今まで以上に、入退室の際は、シェルターに設置してありますアルコールによる手指消毒・除菌ソープでの手洗い・除菌うがい・マスク着用(顎マスク厳禁)等にご協力いただき、ご自身の体調不良(特に発熱)には注意をはらい、ご自愛頂きながらご協力くださいますようお願いします。

【犬猫の保護活動自粛について】

この情勢においても、Tier Heim KOKUAには東京都のみならず郊外からも日々、多くの動物虐待などに対する相談・保護依頼が止みません。「虐待されている犬がいるから今すぐに見に行って欲しい」「放浪している犬がすぐに捕まえに来て欲しい」などの対応については現状、すぐに駆け付けることは出来ません。緊急事態宣言の解消、又、情勢の変化によって、順次対応を再開させていただきますが、着手までには通常よりかなりの時間を頂戴する可能性がございますことを何卒、ご理解くださいますようお願い致します。動物虐待などを発見した際は、必ず最寄りの警察へ即時、通報していただきますようお願い致します。又、ご自身の責任において保護できるようであれば丁寧に保護してあげてください。

 

最後に・・・

犬猫動物たちの小さな命を守るためには、それを守る私たちの健康と命が不可欠です。今、改めて一人ひとりが感染しない、感染させない気持ちを強く持ち、コロナウィルスに対する基本的な感染予防対策と注意を徹底していただき、ご自愛くださいますように改めてお願い申し上げます。

Tier Heim KOKUAの活動につきましては、最悪すべてのボランティアが誰も来れなくなってしまった場合でも、KOKUAの犬たちをシェルターに置き去りにしたり、閉じ込めておくことは天地・神様に誓って致しません。代表である私が健康である限りKOKUAの保護犬たちの健康と穏やかな暮らしは脅かされることはありません。最終責任者としてKOKUAのシェルターへ通い続け犬たちのお世話を行い、皆さんがKOKUAの保護犬たちの様子を見て安心できるようにインスタグラムやSNS・ブログなどを通して今まで通り活動報告を行います。但し、現在も資金調達の難題だけには見通しがつかず、対策を模索しておりますが、現在この厳しい国難をKOKUAのボランティア、応援団であるご支援者さまと一丸となり、其々が今、自分のできる協力の形を集結させ必ず乗り越えなければ、小さな命は守りきれません。そして、この異常事態が終息した際は、既存ボランティアさんにまた元気にKOKUAの保護犬たちのお世話のご協力を不安なくお願いしたいと思っております。ボランティアには来れないけれど、いつも応援していますと、いつも優しいお気持ちを向けて下さる皆さま方におかれましても、皆さまのご支援・ご協力がなければ、身勝手な人間に傷つけられ、生きる場所を失った小さな命を救うことは出来ません。どうか、引き続き小さな命を守るために私たちTier Heim KOKUAの活動を今後も応援していただきますようお願い申し上げます。

厳しいKOKUAの活動を応援してくれる心優しい皆さま、そして歴代、里親になってくださった愛情深いご家族さま、KOKUAと関わりのあるすべての皆さまの健康と安全・幸せを心より強く祈っています。しつこいようですが最後に大事な皆さま、くれぐれもコロナウィルス感染予防を怠らず、生活に注意をはらいご自愛下さいませ。

長文となりますが流し読みはせず、しっかり一読いただきご理解賜りますようお願い申し上げます。

NPO Tier Heim KOKUA代表 Naomi Yamada