本譲渡決定!
2024年3月31日 本譲渡決定!
掲載依頼に協力している子達
他の会や、個人の方に保護された子達の募集です。ご希望の方には保護主さんをご紹介します。
その後のやり取りは直接保護主さんとお願いします。
当団体の保護犬を家族として迎えることをお考えの皆さまへ
~Tier Heim KOKUAより大切なお知らせ~
犬や猫は、私たち人間と同じように「命ある存在」です。
その命を受け入れるということは、深い愛情と覚悟、そしてその子の一生(おおよそ20年)を共にする責任を伴います。動物たちとの暮らしには、日々の食費や医療費をはじめとする生活費がかかります。また、すべての犬に運動は必要不可欠であり、ただそばにいるだけの「癒しの存在」や「愛玩動物」として考えることはできません。
家庭の中では、吠えたり、いたずらをしたり、人間不信でなかなか懐かない子もいます。そうした行動も「その子の個性」として受け止め、時間と愛情をかけて信頼関係を築いていく姿勢が大切です。
当団体では、「可愛い」「可哀想」といった感情だけでのお申込みはご遠慮いただいております。命を迎えることの重さをしっかりと受け止めてくださる方、そして最後のその日まで愛し、責任を持って育ててくださるご家族とのご縁を大切にしております。
お見合いについて(見学は行っておりません)
Tier Heim KOKUAでは、見学会は実施しておらず、近年増加する里親詐欺などの問題を鑑み、完全予約制によるお見合い形式でご案内しております。突然の訪問は、人慣れしていない犬たちがパニックを起こしてしまうため、一切お受けしておりません。ご希望の方はお申込みをお願いします。
お申込みの際には、ご自身の生活環境や年齢、ライフスタイルに合った子をよくご検討いただき、責任を持って迎え入れていただけますようお願い申し上げます。又、飼育者となる本人が受け入れを希望していないペットのプレゼントによる飼育放棄などの問題を鑑み、代理人からの申し込みは受け付けておりません。必ず譲渡後に所有者となる、希望者本人からの申し込みが必須となります。
すべての命が、温かい家族と出会えますように――
Tier Heim KOKUAは、その橋渡しとなれるよう誠実に活動してまいります
[譲渡規約]必ず事前に確認して下さい
当団体では、保護犬たちが安心して一生を過ごせる「本当の家族」と出会えるよう、譲渡に際していくつかの条件を設けています。保護犬は、多かれ少なかれ心身に傷を抱えている子も多く、人間と同じように年齢・性格・健康状態も一頭ずつ異なります。その命を大切に受け止めてくださる方のみ、「里親募集専用フォーム」よりご応募ください。
譲渡条件(最優先事項)
- 同居のご家族全員が、保護犬の迎え入れに同意していること
- 犬の命に向き合い、家族全員が穏やかに優しく関わってくださること
- 経済的に安定した生活基盤がある世帯主がいること
- ペット飼育可能な住居にお住まいであること(※ルームシェア不可)
- 身分証明書を提示できる方
- 飼育放棄・虐待・動物犯罪歴・殺処分依頼の経験がない方
- 里親詐欺が判明した場合は、速やかに警察に通報いたします
【応募をお断りする方】
以下に該当する方からの応募はお受けできません
- 無職・未成年・単身者(同棲中含む)・海外在住の方
- 日本語での読み書き・会話が困難な方
- 動物アレルギーや健康上の不安がある方
- 受験・出産・介護・心の不調など、家族の生活が不安定な状況にある場合
- 流行・同情・サプライズプレゼントなど、一時的な動機による申込み
- 代理人からの申し込み
- 生体販売業・繁殖業者
【生活環境・飼育方針について】
- 室内外問わず、玄関・ベランダ・サークル・ケージに閉じ込めたままの飼育は禁止です
- 単なる番犬として利用する屋外飼育不可
- 1年以内に引っ越し予定がある場合は、安定してから改めてご応募ください
- 留守番時間は【1日3時間・1週間で24時間以内】を目安に考えてください
- 家族間で怒鳴る・喧嘩・精神的に不安定な関係性がある場合はご遠慮ください
- 同棲中のカップルからのご応募はお受けしておりません。結婚されてからご検討ください。
医療に関する考え方
■ 狂犬病予防接種について
- 日本では生後91日以上の犬には年1回の狂犬病予防接種が法律で義務付けられています(狂犬病予防法)
- 当団体では、原則として接種済みの犬を譲渡しています
- ただし、高齢犬や重い持病を持つ犬に対しては、獣医師の判断により接種を見送る場合があります
→ この場合、事前にご説明とご同意のうえでの譲渡となります
■ 混合ワクチン接種について
- 当団体では、原則として接種済みの犬を譲渡しています
- 但し、譲渡後は、年に一度の接種を義務とせず、抗体検査や健康状態をふまえて柔軟に摂取判断できる方を求めます。「とにかく打てばいい」という考えではなく、命にとって最良の選択を獣医師と共に考えられる姿勢が大切です
■ 高齢犬・持病のある犬への医療方針
当団体では、すべての命に対して尊厳をもって向き合い、保護後は獣医師と連携しながら、その動物にとって最も適切な医療措置を講じています。
私たちは、動物たちの命を救う為に、すべての保護動物の病気と怪我の完治を目指しますが、過剰に医療に依存し、不必要な薬を投与することは最善とも考えていません。
治療にはリスクが伴うことを十分に理解した上で、その子が本当に健康で、できる限り長く幸せに暮らせるような治療方針を見つけることを大切にしています。
必要に応じて高度な医療を行うこともありますが、同時にその子自身の自然治癒力を引き出し、高められるような「生かし方」を心がけています。
特に、高齢の犬や持病を抱える犬に対しては、強い痛みや苦痛を伴う薬剤の投与、命がけとなる全身麻酔や外科手術を無理に施すことはいたしません。
その子の年齢や体力、性格などを踏まえ、獣医師と慎重に相談のうえで判断し、穏やかでその子らしい余生を大切にして下さるご家族にお任せしています。
状況によっては、痛みや不安をやわらげ、QOL(生活の質)を守るための緩和ケアを優先する選択をすることもあります。
■ 継続的な医療ケアが必要な場合
- 慢性疾患や継続通院が必要な犬の場合、通院・服薬・経過報告などに責任をもって取り組んでくださることが条件です
■ 譲渡にかかる費用について
- 正式譲渡時には、医療費一部負担・保護活動支援として50,000円をお願いしています
- お届けに伺う際の交通費は別途ご負担ください
60歳以上の方のご応募について
- 60歳以上の方でも、単身でなければ応募可能です
- 健康・生活・経済的に安定しており、社会人のご親族の後継人同意がある場合は応相談
ご応募後の流れについて
ご応募内容を確認の上、譲渡条件を満たしている方には原則1週間以内に「お見合いのご相談メール」をお送りします。※ただし以下の場合は返信をお送りしておりませんので予めご了承下さい。
- 譲渡条件を満たしていない場合
- お申し込み内容が不明確・不十分である場合
- ご希望の犬の抱えるトラウマや問題行動等の対応や環境に適さないと判断された場合
※個別の不採用理由についてのお問い合わせには対応しておりません。
※多くのご応募を頂いているため、返信がない=不採用とご理解ください。
お申込みから譲渡の流れ(5ステップ)
STEP 1:ご希望の保護犬を選び、応募フォームからお申し込み
- ご家族全員で迎えたい保護犬を、公式HPの「里親募集ページ」からお選びください。
- 譲渡規約を必ずご一読のうえ、内容に問題がないことをご確認ください。
- お見合いを希望する保護犬の写真をクリックすると、【①~⑤のアンケート+申込フォーム】が表示されます。
- 質問すべてに回答し、応募者情報を正確に記入のうえ「送信ボタン」を押してください。
※記入漏れがある場合、受付できない可能性がありますのでご注意ください。
STEP 2:選考とお見合い日時のご案内(原則1週間以内)
- 応募内容を確認後、保護犬の幸せを最優先に審査・選考を行います。
- 選考を通過された方にのみ、1週間以内にお見合い日程調整のメールをお送りします。
- 返信が迷惑メールフォルダに入らないよう、事前に設定をご確認ください。
- ※選考に通らなかった場合、メールでのご連絡はありませんのでご了承ください。
- ※選考結果についての電話問い合わせには対応しておりません。
STEP 3:保護犬とのお見合い(完全予約制)
選考通過後は、お見合い日時をご相談のうえ決定します。現在、お見合いは完全予約制で実施しています。お見合いは、同居されるご家族全員の参加が必須です。先住犬がいる場合は、一緒にお見合いします(犬以外同伴ナシ)お見合いが成立した場合のみ、次のステップ「トライアル(お試し同居)」に進みます。
完全予約制の理由
当シェルターには、人にまだ慣れていない犬、リハビリ中の犬、または強い不安から本気で噛んでしまう犬もいます。犬たちがストレスなく過ごせるよう、穏やかな環境維持のために完全予約制を導入しています。
STEP 4:トライアル(1週間~)
「トライアル」とは、保護犬とご家庭が実際に1週間同居し、生活の相性や環境を確認する期間です。家族全員が、本当に命を預かる覚悟を持てるか、先住犬や環境との相性、犬の様子を丁寧に見ていただきます。犬の安全のために脱走・誤飲防止などの飼育環境整備をお願いします。トライアル終了後、犬の心身に問題がなく、ご家族全員の意思が確認できた場合、次の「正式譲渡」に進みます。
※以下の場合は、トライアルを即時中止し、保護犬の返却をお願いする場合があります:
- 飼育環境の不備・逃走させた場合 -異常な精神不安・健康被害
- 虐待・放置・虚偽が発覚した場合
STEP 5:本譲渡と所有者登録
トライアルを無事に終え、譲渡審査基準を満たした場合、正式に保護犬をご家族として迎える「本譲渡」手続きに進みます。本譲渡時には、法令に基づく「所有者登録」を行っていただきます。これ以降は、新しい家族のもとで、終生飼育(生涯にわたる飼育と責任)をお約束していただきます。
最後に
保護犬を迎えるということは、命と真剣に向き合う「責任」と「覚悟」が求められます。私たちが保護する犬たちは、多くが虐待や飼育放棄、殺処分の危機といった、人間による深い傷を負っています。彼らは人間社会の「犠牲者」です。それでもなお、彼らはもう一度人を信じたいと願っています。
Tier Heim KOKUAでは、そうした犬たち一頭一頭に愛情を注ぎ、心と体を回復させながら丁寧に育ててきました。
だからこそ、私たちが探しているのは単なる「所有者」ではありません。私たちが願っているのは、生涯にわたって共に生きる「本当の家族」との出会いです。貰ってくれる人がいれば誰でもいいから譲渡すればいいとは思っていません。命を預かる重さを理解し、最後まで愛情深く、寄り添う覚悟のある方に、私たちはその命を託したいと願っています。